小学生は学校で毎日多くの教科を学習します。宿題や家庭学習もあるなかで親のサポートが必要だと実感する場面は多いことでしょう。また、学年があがるにつれて勉強の内容も難しくなり、苦手な教科や分野が出てくるかもしれません。
勉強よりもまだまだ遊びたい盛りの子供をお持ちの親御さんは、小学生のお子さんにどのように勉強させたらいいのか、具体的な勉強法について悩んでいる方も多いかと思います。この記事では、小学生向けの効率のいい7つの勉強法と、子供が楽しく学習するコツ・やり方について紹介していきます。
子供の学力が上がらない……
小学生の子供がいる親の中には、子供の学力を上げたいと悩んでいる方もいるでしょう。計算は得意だけど文章問題が苦手な子供や自分一人では宿題が解けない。やる気はあるけれど、結果が出なくて自分の学力に自信がないなど、いろいろなタイプの子供がいます。
学力を上げると言っても、科目によって得意不得意があったり、勉強に対する理解度も子供によってさまざまだったりするため、この方法がおすすめとは一概に言えません。とはいえ、やはり勉強の基礎的な力を身につけられる小学校の勉強は非常に大切です。自分に合った勉強法がわからないままだと日々の勉強が習慣化できず、学力は上がりません。また、中学校以降の応用的な学びにも影響が出てくる可能性も。
小学生の子供の場合、家庭で勉強法の工夫をしたり、環境を整えてあげたりすることで学力の向上が期待できます。また親が子供にとって効率的な勉強法や楽しく学習する方法について知っておけば、子供の学力を上げる一助となるでしょう。
効率のいい勉強法を知りたい!
効率のいい勉強法を知りたいと子供だけではなく親なら誰もが思うはずです。
昨今の小学生はとても忙しい日々を送っています。学校が終わってからスイミングや体操、学習塾などに通っている子供も多くいるでしょう。小学校教育においても、国語や算数などの教科学習に加えて、2020年からは英語やプログラミング教育が必修化されました。iPad等のタブレットを学習用として、一人一台配布されている自治体も多いかと思います。
また現代は共働き家庭が主流となっており、両親ともにフルタイムで仕事をしている家庭も珍しくありません。兄弟がいて下のお子さんが幼児の場合、保育園あるいは幼稚園の送迎や体調不良による急な呼び出し、帰宅後の夕飯の準備に宿題確認、次の日の持ち物チェックなど、平日は忙しくて勉強法について考える時間はないでしょう。週末も家族で出かけたり、お友達と遊んだりして、勉強法についてゆっくり考える時間が少ないかもしれません。
忙しい毎日の中でも取り入れられる、効率のいい勉強法・学力を上げる方法を具体的にみていきましょう。
【小学生向け】効率のいい勉強法・学力を上げる方法7選
中学受験しようと考えている小学生の子供は、それぞれの学習塾の勉強法に沿って学習していることでしょう。一方で、今はまだ将来の具体的なビジョンが明確ではない場合、日々の勉強法に悩んでいる子供がいるかもしれません。
基本的に小学生の勉強で大切なのは、まず基礎的な学力をつけることです。一見、日々の勉強そのものに関係がないような勉強法でも、心身ともに成長段階である小学生の子供の吸収力は高いため、学力向上につながる可能性を秘めています。
この章では、小学生向けの効率のいい勉強法・学力を上げる方法を7つ紹介します。
予習復習を繰り返す
予習復習を繰り返すことが効率のいい勉強法の一つです。例えば一部の科目は、習熟度別にクラスが分かれて、少人数でじっくりと指導してもらえることも。しかし多くの場合は一斉指導であるため、授業はどんどん進んでいきます。
予習や復習を繰り返す勉強法を継続すれば、余裕をもって授業を受けられます。授業の進度に沿って自分で決めた勉強法を進めていけば、後れを取り戻すのに多くの時間を費やす必要もなく効率よく勉強できるでしょう。ただし、あまり予習しすぎると、授業内容がすべて分かっているため、つまらなく感じてしまうかもしれません。子供の性格に応じて、予習の進め方を一緒に考えることが大切です。
苦手教科を認識する
効率のいい勉強法の2つ目は、苦手教科を認識することです。苦手な教科があれば、子供に合った勉強法を考える大きなヒントになります。
例えば理科が苦手だとしたら、苦手な理由を考えてみましょう。もしかしたら、理科そのものが苦手なわけではなく、生き物の観察は好きだけど、電流などの電気回路が苦手かもしれません。子供がつまずいている部分を掘り下げてみる必要があります。
苦手な教科や苦手な分野を克服できれば、学力の底上げにつながります。また苦手と感じる部分がどうすれば楽しく学べるか、勉強法に工夫をこらすチャンスです。工夫して取り組むことで「分かった!」というお子さんの学ぶ喜びや楽しさが、より一層大きくなるでしょう。
規則正しい生活を心がける
規則正しい生活を心がけることも大切です。これが勉強法なの?と思うかもしれませんが、小学生の子供にとって、規則正しい生活と学力との関連は大きいといわれています。
毎日決まった時間に起床し、朝ご飯は必ず食べましょう。小学校の授業は8時台に始まるケースが多いため、おなかがすいていては授業に集中できません。生活リズムが崩れて寝不足のままだと、頭がボーッとした状態で机に座って過ごすだけになってしまいます。
規則正しい生活を送るためのポイントには、次のようなものがあります。
- 早寝早起きをする
- シャワーではなく湯船につかる
- 寝る前にパソコンやタブレットなどの刺激は避ける
両親とも毎日忙しくて大変でしょうが、子供の生活リズムが定着するまでサポートしてあげましょう。