プログラミングは、今大きな注目を集めている習い事の一つです。プログラミングでは論理的思考力や想像力、生産力などさまざまな能力を会得できます。今回は、子供の頃からプログラミングを学ぶメリットやおすすめの勉強法、独学の注意点などをご紹介します。子供にプログラミングを習わせる際の参考にしつつ、子供に合った学習方法を考えるヒントにしていきましょう。

将来の選択肢が広がる

子供の頃からプログラミングを学ぶことで、将来の選択肢が広がります。多くのサービスにおいてIT化が進む昨今では、プログラミングスキルの需要は高まり続けています。日本国内だけではなく、世界規模でプログラミング能力は求められているのです。

小学生からプログラミングのスキルを習得すると、WebデザイナーやWebプログラマーなどが仕事の選択肢として加えられ、自分の好きなことや得意なことを職業として活かせる可能性が高まります。専門性の高い職業ではない場合も、プログラミングスキルを持っていると昇給や昇格のチャンスに恵まれることでしょう。

私たちが普段から利用しているサービスの多くは、プログラミングで管理された機械の動きにより運用されています。プログラミングスキルを持っていることでサービスを向上させられたり、顧客をサービスまで誘導するアイデアを閃きやすくなったりするのです。

子供の頃から成功体験を得られる

プログラミング学習は、子供の頃から成功体験を得ることを可能にします。プログラミングでは、自分で目標を設定してゴールにたどり着くまでの方法を模索します。時には失敗してしまったり、想像とは違う仕様になってしまったりすることもあるでしょう。

しかし、数々の失敗を乗り越えながら一つの成果物を作る営みは、プログラミングならではの経験です。子供の頃からプログラミングを通して「目標に向かって挑戦し、失敗と反省を繰り返しながら改善策を考えて成功に導いた」という経験を得ることで、自分への自信につながります。

プログラミングを通して成功体験を得ると、他の分野で挫折を経験しても乗り越えやすくなります。「自分は困難に直面しても必ず乗り越えられる」と実体験を通して前向きに考えられるため、プログラミングスキルが付くだけではなく精神力の強い人間へと成長できるでしょう。

【子供向け】プログラミングの勉強法

ここからは、子供がプログラミングを学ぶ上でおすすめの勉強法をご紹介します。プログラミングを効果的に学ぶためには、自分に合った勉強法と巡り合うことが大切です。さまざまな勉強法を試しながら、子供にとって相性がいいものを探してみましょう。

YouTubeなどの動画で学ぶ

子供におすすめのプログラミング勉強法として挙げられるのが、YouTubeをはじめとする動画投稿のプラットフォームで学ぶ方法です。今の小学生は物心が付いた頃から動画サイトに触れている場合が多く、子供の性格やライフスタイルによっては、座学やテキストよりもはるかにプログラミングが頭に入りやすい可能性があります。

動画サイトで「プログラミング 基礎」や「プログラミング 初心者」、「プログラミング 小学生」などで検索すると、さまざまな動画が表示されます。一本の動画は長くても30分程度であることがほとんどのため、毎日小分けにして鑑賞しながら少しずつ学べる点が魅力です。

子供向けのプログラミング学習動画は、難しい漢字や言葉を使わずにわかりやすく説明されています。また、キャラクターやアニメーションなども多用されているため、子供が楽しく学べる勉強法として人気を博しています。

経験者から学ぶ

子供がプログラミングを学ぶ際には、経験者から学ぶことをおすすめします。プログラミングに限らずあらゆる学習において、実際に経験した人からリアルな体験談を教えてもらえることは大きなメリットになるのです。

テキストだけで学んでいると、実際にプログラミングを扱う際に重要視するべきポイントとそうでないポイントを見分けづらいこともあるでしょう。経験者から学ぶことで、初心者がつまずきやすいポイントや子供には理解が難しそうなポイントなどを丁寧に教えてもらえます。

身近にプログラミング経験者がいない場合は、プログラミング経験者が書いたブログやサイトを参考にしてみることもおすすめです。YouTubeや動画サイトで探す際も、投稿タイトルや詳細の中に「Webデザイナーが教えるプログラミング勉強法」や「プロのプログラマー直伝」などのワードが入っているものを選んでみるといいでしょう。

市販の参考書から学ぶ

手軽にプログラミングを学べる勉強法としておすすめなのが、市販のプログラミング参考書を使う方法です。プログラミング参考書を使った勉強法のメリットとしては、自分のレベルや学習内容に合わせて容易に教材を選べる点が挙げられます。

動画サイトですと、概要欄まで読まなくては詳しい内容を理解できないケースもありますが、プログラミング参考書の場合はタイトルで内容を判断しやすい点が嬉しいポイントだといえます。

特に最近は小学生へのプログラミング学習が大衆化してきている影響もあり、子供向けのプログラミングの本や人気アニメのキャラクターを用いたプログラミング参考書などが多く展開されています。漫画を読むような感覚で楽しくプログラミングを覚えられる教材もあるため、学習の効果も上がるでしょう。

プログラミング参考書を選ぶ際は、「子供向け・小学生・基礎・初心者・入門」などのキーワードが入っているものをおすすめします。学習の目的に沿って選ぶことが大切ですが、まずは無理なく基本を学べる易しいプログラミング参考書から選んでみてくださいね。