小学生は学校で毎日多くの教科を学習します。宿題や家庭学習もあるなかで親のサポートが必要だと実感する場面は多いことでしょう。また、学年があがるにつれて勉強の内容も難しくなり、苦手な教科や分野が出てくるかもしれません。

勉強よりもまだまだ遊びたい盛りの子供をお持ちの親御さんは、小学生のお子さんにどのように勉強させたらいいのか、具体的な勉強法について悩んでいる方も多いかと思います。この記事では、小学生向けの効率のいい7つの勉強法と、子供が楽しく学習するコツ・やり方について紹介していきます。

子供が楽しく学習するコツ

小学生の子供を持つ親は、子供に勉強を無理やりさせるのではなく、子供が楽しく自主的に学習してほしいと願っているはず。子育ての最終目標は、子供の自立です。子供が社会人して生き生きと人生を歩んでいくために、子供に学力や社会で役立つ力をつけてほしいと思うのは、親として当然のことでしょう。

子供の発達段階に合わせて楽しく学習してくれたら、親としてもうれしいですよね。この章では、子供が楽しく学習するコツを解説します。

自主性を尊重する

子供が楽しく学習するコツの一つが、子供の自主性を尊重することです。子供は常識にとらわれない発想ができ、自分の能力をどんどん伸ばせる可能性をもっています。楽しく学習するというと、ただ遊んでいるだけと思うかもしれませんが、楽しく、遊ぶように学ぶことも非常に大切です。

子供が楽しく学んでいる姿を見ると「学びとは楽しいこと」という本来の姿に親は気づかされるかもしれません。子供が楽しく学べるように子供の自主性を尊重してあげましょう。自主性が尊重されると、探求心が発揮されて、ワクワクしながら楽しく学習できます。

仲の良い友達と一緒に勉強する

仲の良い友達と一緒に勉強することも、小学生の子供が楽しく勉強するためのコツです。例えば、仲の良い友達が塾に行っているから自分も同じ塾に行くのも、小学校以外でお友達と会えるうれしさがあるから。相乗効果で学力が向上する場合もあります。

また、仲の良い友達を誘って自宅で一緒に勉強するのもいいでしょう。わからないところをお互いに教え合うことで「わかった」「できた」がより実感できます。1人で勉強するのが苦手な子供なら、友達と一緒に勉強するのがおすすめです。

できたときは褒める・認める

子供が楽しく学習するコツの一つに「できたときは褒める・認める」があります。思春期になるとなかなか難しいかもしれませんが、小学生のときこそ、子供のモチベーションを上げるための最も簡単な方法です。

褒めたり認めたりするときは、例えば子供に「100点をとってすごいね!」ということに加えて、子供自身のがんばったプロセスを認める褒め方がいいでしょう。子供は親から安心感を得たい、認めてもらいたいと思っています。「勉強ができない自分はダメな子」と思わせないことが大切です。

褒め方や認め方のコツは、ニコニコして話を聞いてあげたり、がんばった子供自身の姿勢を褒めたりすること。子供もうれしくなり、ますますがんばろうと意欲が高まります。

子供が勉強するとき、親がしてはいけないこと

子供が勉強するときに親がしてはいけないことを知っておくと、効率のいい勉強法の効果が上がるでしょう。自分が良かれと思って子供にしたことが、実は子供の学びを妨げていたなんてことは避けたいですよね。なかなか子供への接し方を変えるのは難しいかもしれませんが、次に挙げる4つのポイントを知って子供の勉強を上手にサポートしましょう。

答えを教える

子供が問題を解いている際にすぐに答えを教えるのはやめましょう。
せっかく自分の力で答えを導き出そうとしているのに、先に答えを言われては考える意欲がなくなってしまいます。待ちきれず、つい答えを教えてしまいがちですが、子供が答えるまでぐっとこらえて待ちましょう。

答えがわからず、子供から教えて欲しいと言われた際も、すぐに答えを言うのではなく、答えを導き出すプロセスを伝え、子ども自身が考える力をつけられるようサポートしてあげることが大切です。