おもちゃを使って楽しくプログラミングを学ぼう!

子どもの学習効果を高めるための最大の秘訣は、子ども自身が「楽しい」と思えることです。「歴史上の人物の名前はなかなか覚えられないのに、ゲームのキャラクターの名前はすぐに覚えられた」という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?その秘訣は楽しさであり、楽しいからこそ興味や関心が持て、学習につながります。

プログラミング学習においても同様で、おもちゃやゲームなどを通して子どもが心から楽しめることで、どんどん学びを吸収していきます。子どもにプログラミングを教える際は、参考書や学習用サイトのみにこだわらず、おもちゃを通して興味を広げていくのがおすすめです。

プログラミング学習用のおもちゃを選ぶ際のポイント

ここでは、プログラミング学習用のおもちゃを選ぶ際のポイントをご紹介します。

  • 対象年齢を確認する
  • 子どもの特性や興味に沿ったものにする
  • 一商品に絞らずさまざまなおもちゃを与える

子ども向けのおもちゃの多くは「楽しい」「面白い」などのポジティブな気持ちを与えてくれるだけではなく、さまざまな能力を引き出してくれる側面も持っています。子どもにどのような教育をしたいのかを考えた上で、適切な商品を選択していきましょう。

対象年齢を確認する

子どもにプログラミング学習用のおもちゃを与える際にまず気をつけたいのが、対象年齢です。親としては、対象年齢より少し上のおもちゃを与えて学習効果を期待したくなる場合もあるでしょう。しかし対象年齢に見合わないおもちゃは、思わぬけがの原因になることもあります。

例えば小さなパーツを飲み込んでしまったり、紐のパーツで鬱血してしまったり、尖った部品が目に刺さってしまったりなどの危険が挙げられます。さらに子ども自身が遊び方を理解できず、すぐに飽きてしまうことも。事故を未然に防ぐためにも対象年齢は必ず守りましょう。

子どもの特性や興味に沿ったものにする

プログラミング学習用のおもちゃは、子どもの特性や興味に沿ったものを選ぶことが大切です。どんなに評判がよいおもちゃも、知育に優れているおもちゃも、子ども自身が楽しめなければすぐに遊ばなくなってしまいます。保護者が無理に遊ばせようとした時点で、子どもが楽しさを感じることは困難です。

例えばスポーツが好きな子にはサッカーや野球などを模したおもちゃ、可愛いものが好きな子にはファンシー要素が取り入れられたおもちゃなど、子どもが能動的に遊べる「わくわく感」がある商品を選びましょう。親が遊ばせたいものを選ぶよりも、まずは子どもの目線に立つことがポイントです。

一商品に絞らずさまざまなおもちゃを与える

プログラミング学習用のおもちゃは、一つではなく複数用意するのがよいでしょう。子どもが内包した人間性や興味・関心は、本人にしか気づけないものです。親が用意するのは、子ども自身が自分の興味や感情に気づける環境です。

「一つのおもちゃでも遊んでいるし、これ以上はいらない」と思ったとしても、子どもの能力をより効率的に引き出す方法はまだまだあるかもしれません。候補のおもちゃを複数リストアップし、子ども自身に選んでもらうのもよいでしょう。

【年齢別おすすめ】プログラミング学習用の知育おもちゃ5選

ここでは、プログラミング学習用におすすめの知育おもちゃを“5つ”ご紹介します。

 

  • 【~5歳】命令式のすごろく
  • 【6歳~】ブロックを組み合わせるおもちゃ
  • 【7歳~】町づくりシミュレーション
  • 【8歳~】パソコンを用いたプログラミングゲーム
  • 【9歳~】模型・プラモデル

 

年齢別に分けて紹介していますが、子どもの成長具合や趣味・嗜好に合わせた商品を選ぶための参考として活用しましょう。親子で楽しめるおもちゃも多く展開されているため、子どもとのコミュニケーション手段としてもおすすめです。

【~5歳】命令式のすごろく

命令式のすごろくでは、専用シートに置かれたコマをルート通りに動かすために命令を行います。命令はブロックやカードを使用し、例えば「上・右・右・上・左」のように入力した後にコマを命令に沿って動かします。

シートには落とし穴や水たまりなどの障害物が描かれており、コマが安全に進めるように正しく命令する能力が必要です。シンプルながらも頭を使い、コンピュータにプログラミングで命令する工程をシミュレーションできます。

【6歳~】ブロックを組み合わせるおもちゃ

「レゴ」をはじめとするブロックタイプのおもちゃでは、プログラミングにおける想像力・創造力・論理的思考力などを養えます。お手本が決まっているタイプか自由に創造できるタイプかは、子どもの特性によって選ぶとよいでしょう。

お手本が決まっているからといって創造力が養われないわけではありません。お手本からどのように崩すかや、ゴールに至るまでの工程を考えることで、プログラミング的思考が育ちます。またロボットタイプを自分で組み立てられるキットもあり、完成後に自由に動かすことも可能です。

【7歳~】町づくりシミュレーション

広大なマップで自由に町を作っていくシミュレーションゲームは、想像力・創造力・論理的思考力・ものづくりへの関心・問題解決能力などさまざまな能力を養えます。町を作るために資源が必要になるため、現状把握能力や物事を順序立てて考える能力も育まれるでしょう。

中でもプログラミング教育として人気な商品が「マインクラフト」です。マップの広さは数ヶ月程度では到底探索しきれないほど広大であるため、子どもの発想力の見せどころになります。さらに「マインクラフト」では、プログラミング技術を使うことでさらに自由度が高い状態で楽しめるオプションもあるため、子どもがプログラミングに興味を持つきっかけになる可能性があるでしょう。

【8歳~】パソコンを用いたプログラミングゲーム

8歳頃になると、パソコンがスムーズに扱える子も多いでしょう。無料のブラウザゲームの中には、プログラミングを学べる子ども向けのサイトも展開されています。例を挙げると、動物のイラストを上手に動かすために「右手を上げる」「その場で一回転する」「ジャンプする」などのコマンドを入力していきます。

コマンドを入力すると、実際にプログラミングでコードを組み立てるように画面が表示されるため、プログラミングの仕組みを学ぶのには打ってつけです。明るい音楽や可愛いキャラクターなどのポップな世界観を楽しみながら、遊びの中でプログラミング技術を身につけられます。

【9歳~】模型・プラモデル

9歳以上の子どもは、小さな子と比べて空間把握能力や論理的思考力が育ってきています。模型やプラモデルは、プログラミング的思考を養うのに適したおもちゃです。組み立てる過程で、ゴールに至るまでの道筋を考える力が身につきます。

細かなゴミが出やすいため、小さな子どもやペットを飼っている人は注意しましょう。またスマホアプリでも、画面上でプラモデルを組み立てるゲームが展開されているためおすすめです。接着や色塗りなどの細かい作業に苦戦している場合は、保護者がサポートしても構いません。

楽しくプログラミングを学ぶなら『Wonder Code』

今回はプログラミングの意味やプログラミング教育によって養われる能力、子どもにおすすめの学習用おもちゃなどをご紹介しました。プログラミングの知識が浅い保護者にとっては、家庭学習に不安を感じるかもしれません。子どもが「楽しい」と思える環境を用意しながら、一緒にプログラミングを学んでいくつもりで遊びに混ざってみましょう。

「子どもに楽しくプログラミングを覚えてもらいたい」と思っている保護者におすすめの習い事が『Wonder Code』です。『Wonder Code』では、ロボットを用いて子どもの知的好奇心を刺激しながらプログラミングを学べます。ぜひこの機会に、無料体験教室や資料請求などから始めてみてはいかがでしょうか?