プログラミングの独学を成功に導くために必要な能力とは

プログラミングの独学を成功に導くには、想像力、創造力、論理的思考力の3つの能力が必要となります。

独学でのプログラミング学習がうまくいかない場合は、これらの能力がうまく発揮されているかどうかを確認しなくてはなりません。ここからは、3つの能力について具体的に解説していきます。

想像力

未知の分野を学習する場合、想像力がない人はなかなか興味や関心を抱けないものです。特にプログラミングのようなIT方面の学習の場合、その世界をイメージできないとワクワクしながら取り組むことは難しいでしょう。

また独学でプログラミングを学習する際に、できたときの自分を想像しやすい方がモチベーションをキープできるというメリットも。さらに、想像力を働かせて新たなプログラミングを構築できる可能性もありますよね。

以上のことからプログラミングの独学は想像力があった方が取り組みやすく、スキルも伸ばしやすいと考えられます。

創造力

独学でプログラミングを学ぶ場合、ものづくりに喜びを感じる人の方が、成功率が上がるといえるでしょう。

プログラミングは、目的の動作に必要な要素(コード)を順序だてて並べる作業です。家を建てたり車をつくったりするのと同様に、プログラミングもまたものづくりの一種だと考えられます。

ゼロから何かをつくる能力や、その過程を楽しめる力などは、プログラミング学習の成功に欠かせない要素なのです。

論理的思考力

論理的思考力とは物事を順序立てて考える力のことで、「プログラミング的思考力」ともいわれています。

プログラミングは、スムーズな動きを実現するためにさまざまな試行錯誤を経て行うものです。その中で論理的思考力があれば、目的を達成しうるプログラムを効率よく組み立てられます。

また、失敗しても結果を分析し解決の道すじを立てられるようにもなるため、プログラミング学習において必要な能力だといえるでしょう。

独学のプログラミング学習に成功する人の特徴

独学のプログラミング学習に成功することは、決して簡単ではありません。プログラミングスキル以外にも、創造力や問題解決能力などが必要になりますし、モチベーションを維持したり正しい学習方法を選択したりすることも大切です。

そのような中、独学でもプログラミング学習に成功している人にはどのような特徴があるのでしょうか。

ここでは、独学でもプログラミング学習に成功する人の具体的な特徴を3つ解説します。

明確な人生のビジョンがある

明確な人生のビジョンがある人は、プログラミングを習得するのはもちろん、プログラミングで人生を豊かにすることも可能となります。プログラミングそのものを目的とせず、プログラミングスキルを習得した先を見通しているため、「プログラミングで何をしたいか」が明確なのです。

たとえば、プログラミングでできることには以下のようなことがあります。

  • Webアプリ開発
  • AI・ロボット開発
  • ゲーム開発
  • システム開発
  • 電子機器開発
  • 自動化ツール開発

プログラミングを習得すると上記のようなことが可能になり、技術者として活躍できるだけでなく、起業もできるかもしれません。人生ビジョンを描いている人ほど独学でもプログラミングを身につけられるため、目標や自分がなりたい姿などを定めてみるといいでしょう。

学習内容の優先順位を決められる

独学でプログラミングを学んで成功する人は、学習内容を選択したり、優先順位をつけたりできる人です。

プログラミングの目的によって、学習すべきプログラミング言語や学習内容は異なります。しかし、独学では学習方法や内容もすべて一人で決めなければなりません。

目的達成に必要な要素を洗い出し、効率よく学ぶ方法や内容・優先順位を考える力を持つ人が、独学でも成果を発揮できるでしょう。

スキルアップ以外にも心理的な願望がある

プログラミングを独学でも学べる人には、プログラミングスキルの習得以外にも心理的な願望があります。

心理的な願望とはどういうことかというと、たとえば「独学で自分にしかできないプログラミングスキルを身につけ成功したい」という気持ちなどです。

プログラミングを独学で学ぶことは決して簡単ではありません。しかし、「だからこそ習得したい」と思う気持ちや願望などが強い人ほど、学習を継続できることでしょう。

挑戦心を持ち「大きく成長したい」という願望や目標がある人ほど、独学でもプログラミングを学べると考えられます。

プログラミングでは長期的な学習プランを立てよう!

独学でのプログラミング学習では、長期的な学習プランを立てることが必要になります。これは、独学でプログラミングを学ぶ場合、まとまった時間や一定の学習期間が不可欠だとされるためです。

たとえば、初心者のプログラミング習得には大人でも1日あたり3時間以上、期間として1年半以上の学習が必要だとされています。しかし、中には1日3時間半の時間を確保するのが難しい人もいるでしょう。そして仮に1日1時間しか勉強できないとなると、トータルで5年以上の学習期間となってしまう可能性があります。

プログラミングスクールに通えば、あらかじめ決められたカリキュラムをもとに効率よく学べます。しかし、独学となれば自分で教材の選択などから始める必要があり、目的に応じたプランをしっかり立てなければ成功させることはできません。

独学でプログラミングを始める際は、「プログラミングを習得するには時間や手間がかかることが当たり前」だと考え、長期的なプランを立てるよう意識しましょう。

初心者におすすめのプログラミング勉強法4選

ここでは、初心者におすすめのプログラミング勉強法を4つ紹介します。具体的には、

  • プログラミング学習アプリで学ぶ
  • プログラミングスクールに通う
  • レベルに合った参考書を選ぶ
  • オンライン学習で学ぶ

といった4つの方法がよく使われる学習法です。

プログラミングは現代社会で必要なスキルであるため、学習ツールや教材は多数用意されています。ここからは各方法について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

プログラミング学習アプリで学ぶ

プログラミングを初めて学ぶ人の中には、毎日少しずつ学ぶことを目標とする人も多いでしょう。その場合は、パソコンではなく、いつでもどこでも学べるプログラミング学習アプリをおすすめします。

特に初心者は、ゲーム感覚で始められるアプリを選ぶといいでしょう。アプリの中には、簡単な動作を学べるものから実際にプログラミング開発が可能なものもあります。

操作性などから自分に合うアプリを見つけ、少しずつ学習を続けることでスキルアップさせられるでしょう。

プログラミングスクールに通う

独学でプログラミングを学ぶ場合、教材や動画を探したり、アプリやサイトでプログラミングを学んだりするケースが多くなります。しかし「やっぱり独学で学べそうにない……」と思う場合は、早めにスクールに通うことを検討しましょう。

初心者がプログラミングを学ぶ場合、できるだけ不安を取り除いた方が学びやすく、継続もしやすくなります。不安が大きければなかなかプログラミングを学ぶ楽しさを味わえず、むしろプログラミングが嫌いになってしまうかもしれません。

プログラミングスクールに通えばカリキュラムに沿って学べ、分からない点があれば質問できるため安心して学習できます。なお、スクールでプログラミングの基礎を学べたところで独学に切り替えるのも、一つの方法だといえるでしょう。

レベルに合った参考書を選ぶ

自分のレべルに合ったプログラミングの参考書を選ぶことも、おすすめの方法の1つです。サイトや知人などから情報を集め、ちょうどいいものを選ぶといいでしょう。

初心者や子どもの場合は、高度なプログラミングを網羅した参考書はできるだけ選ばないことをおすすめします。レベルが高すぎると途中で挫折してしまう可能性が高くなるため、取りかかりやすく、読みやすい(見やすい)参考書を選びましょう。

オンライン学習で学ぶ

オンライン学習も人気の学習法の1つで、そのメリットは時間や場所を選ばない点です。特に、自分のペースでプログラミングを学びたいけれど独学だと少し心配な人には、オンラインスクールが向いているでしょう。

オンラインスクールでは、実際のプログラミング動作を先生が見てくれたりリアルタイムで質問できたりするので、スムーズに学習できます。

また、通学の手間や時間を省きたい人や、落ち着いた環境で学びたい人などにもおすすめの学習法です。

初心者向けのブログを調べることから始めよう

初心者がプログラミング学習について知りたい場合は、まずは初心者向けのブログを調べるところから始めましょう。学習の方法やコツなどが詳細に書かれているブログもあり、プログラミング学習の「参考書」として有効に使えます。

プログラミングスクールに通いたい場合は、スクールの評判や口コミをまとめた記事などもあるため参考になります。また、子どもをプログラミングスクールに通わせたい人は、SNSなどで同年代の子どもを持つ親がおすすめしているサイトやアプリ、書籍などを調べるのもいいでしょう。