子供を持つ親は、子供の未来についていろいろな願いを持っていることでしょう。将来、社会の中で自立して生きていくためにも、基礎的な学力をつけた上で学力を向上させたり、社会で役立つ力を育んだりしてほしいですよね。将来の活躍も大切ですが、今しかない子供時代をのびのびと楽しく過ごしてほしいという想いも同時にあるのでは。学ぶことは本来楽しいものであるため、子供が楽しみながら勉強できる方法を身につけさせたいものです。
この記事では、勉強が楽しくなる7つの方法と勉強を面白くするコツについて紹介していきます。
子供が自主的に勉強できるようにしたい……
毎日のように子供に「宿題しなさい」「勉強しなさい」と声かけしていると、親は疲れてしまいます。子供の発達段階によって、親は子供の勉強をサポートする必要がありますが、年齢が上がるにつれて子供が自主的に勉強してくれるのを望む親は少なくないでしょう。
子供が自主的に勉強することで、より深く学べたり、幅広い知識を吸収できたり、あらゆる可能性が広がったりします。先生や親に言われたから勉強するようでは、単なる作業にすぎませんし、つまらなく感じることも。
子供が自主的に勉強してくれるのが理想ですが、正直なところ、自主的に勉強している子どもはごく一部なのでは。勉強が楽しくなる方法や子供が楽しいと感じる学習方法を知っていれば、子供にとっても親にとっても学力向上にとても役立つでしょう。
子供が「勉強つまらない……楽しくない……」と思う5つの理由
「勉強つまらない……楽しくない……」と思う子供はなぜ楽しくないのでしょうか。親自身が、勉強はやるべきものと考えている場合、勉強が楽しくない理由が理解できないかもしれません。世の中には勉強が楽しくなる方法を知っていて、実際に楽しみながら勉強している子供もいます。
まず「勉強がつまらない、楽しくない」理由について考えてみましょう。その理由がわかれば対処ができるようになり、早い段階から勉強が楽しいと思えるようになれば子供の持つ可能性を伸ばしてあげられます。この章では、子供が「勉強がつまらない、楽しくない」と思う5つの理由を解説します。
わからない=つまらないと感じているから
勉強がつまらないと子供が感じる1番の理由は「わからないから」というもの。もともと勉強が嫌いではなかった子供が、学年が上がるにつれて難しくなる勉強についていけず、楽しいどころかつらい思いをしている場合があります。
勉強についていけなくなると「何がわからないのか」がわからないという子供がいます。決して勉強をさぼりたいと思っているわけではなく、本当に勉強がわからなくてつまらないと感じているだけなのかもしれません。
目標がないから
目標がないから勉強がつまらないと感じている場合もあります。とくに小学生の子供の場合、中学受験する子供以外は、勉強の目標を持っていないのかもしれません。何のために、何を目指して勉強しているのかわからないのに、親や学校の先生に勉強させられているのだとしたら、楽しいと思えない、つまらないと感じてもおかしくはないのです。
「将来、立派な大人になるため」「みんなやっていることだから」「社会で生きていくのに必要だから」などと言われても漠然としているため、子供が勉強するモチベーションにはつながりにくいでしょう。
勉強を強要されるのが嫌だから
勉強を強要されるのが嫌だから、勉強がつまらないと感じている子供もいます。人は誰しも、他の人から何かを強要されることは好まないでしょう。勉強を「させられている」と子供が思ってしまうと、つまらない、楽しいと思えないのは自然の流れです。
もしかしたら、楽しく自主的に学ぶことに向いていて、決して勉強が苦手ではないのかもしれません。親は強要しているつもりはないのに、子供が無理やり勉強をやらされていると感じてしまっていたら、もったいないですね。
ゲームや習い事など、他にやりたいことがあるから
ゲームや習い事など他にやりたいことがあり、勉強がつまらないと感じているケースもあります。何かに夢中になっている場合、勉強に意識を向けるのは難しいものです。