子供を持つ親は、子供の未来についていろいろな願いを持っていることでしょう。将来、社会の中で自立して生きていくためにも、基礎的な学力をつけた上で学力を向上させたり、社会で役立つ力を育んだりしてほしいですよね。将来の活躍も大切ですが、今しかない子供時代をのびのびと楽しく過ごしてほしいという想いも同時にあるのでは。学ぶことは本来楽しいものであるため、子供が楽しみながら勉強できる方法を身につけさせたいものです。
この記事では、勉強が楽しくなる7つの方法と勉強を面白くするコツについて紹介していきます。
好きなことに一生懸命取り組めるほどのエネルギーに満ちあふれた子供の場合、何かのきっかけで、勉強が楽しくないイメージが180度変わる可能性があります。好きなことに夢中になれる集中力、1つのことをあきらめずに取り組める姿勢があれば、楽しい勉強方法を取り入れることで、勉強の楽しさに気づき、習い事も勉強も意欲的に取り組めるでしょう。
将来の夢と勉強が結びつかないから
将来の夢と勉強が結びつかないから、勉強がつまらない、楽しくないと感じてしまう子供もいます。子供は、スポーツ選手やパン屋さん、パティシエや保育士さんなど、さまざまな職業にあこがれを持っていることでしょう。例えば、スポーツ選手になりたい子供が勉強の必要性を実感するのは難しいかもしれません。
さまざまな人生経験を積んできた親世代であれば、どんな経験も将来的に役に立つと分かっています。また、いろいろな経験や幅広い知識の吸収は大切だとさえ考えているのです。しかし子供はまだ成長の途中であるため、将来の夢と勉強を結びつけるのは難しいかもしれません。そのため勉強がつまらない、楽しいと思えない可能性があります。
「勉強が楽しくない……」という子供との向き合い方は?
勉強が楽しくないという子供と向き合う場合、まずは「この子は勉強ぎらいだから」という先入観を捨てて、親子で勉強について会話してみることから始めてみましょう。勉強が楽しくなる方法が見つかるきっかけになるかもしれません。
勉強がつまらない、楽しくないと感じるのは、子供の正直な気持ちです。子供の感じ方にいい悪いはないため、子供の素直な気持ちを否定せず聞いてあげましょう。勉強がつまらないと言っても構わないと子供がわかれば、親と楽しく会話できるでしょう。
現代はさまざまな学びの機会があるため、子供に合った勉強が楽しくなる方法もきっと見つかるはずです。子供が楽しい気持ちで勉強でき、親子で前向きに進んでいけるといいですね。
子供が楽しいと感じる学習方法・勉強が楽しくなる方法7選
勉強が楽しくなる方法を取り入れて、子供が楽しみながら自主的に勉強を始めてくれるのが理想的です。しかし、なかなか自分から進んで勉強を始める子供は少ないのではないでしょうか。
この章では、子供が勉強を楽しいと感じる学習方法について解説します。
将来の夢に勉強が結びつくことを楽しく説明する
将来の夢と今の勉強が結びつくのを実感できない子供には、子供がイメージしやすい形で、今の勉強が将来の夢に結びつくことを、楽しく説明してみましょう。
例えば、子供の夢がスポーツ選手であれば「将来、海外で活躍するためには、英語を話せた方がいいよね」「引退後にスポーツ解説者になるのであれば、自分の言葉でうまく説明できたら素敵だよね」といった具合に、将来の夢と夢に必要な勉強を結びつけて説明するのが効果的です。
子供が抱く将来の夢と、親が子供になって欲しい職業の間にはギャップがあるかもしれません。しかし子供の気持ちを尊重し、子供が自主的に勉強するきっかけを作ってあげましょう。きっと勉強が楽しくなるはずです。
小さな目標を作る
小さな目標を作ることも、勉強が楽しくなる方法の一つです。漠然とした目標よりも達成できそうな小さな目標のほうが、子供は楽しく勉強でき、達成感も味わえます。小学生の子供が自分で目標を設定するのが難しい場合は、親がサポートしてあげましょう。
市販のドリルを選んだり勉強の計画を立てたりする場合、小さな目標を設定し、達成可能かどうか考えるのが大切です。普段から子供とのコミュニケーションを密にし、一緒に勉強に取り組むことで、楽しい雰囲気になります。小さな目標達成を一緒に喜んでくれる身近な家族がいると、子供は心強く、励みになります。
目標を達成した後のご褒美を用意する
目標を達成した後のご褒美を用意すると、より一層勉強が楽しくなるでしょう。案外子供は高価なものより、ちょっとしたお菓子をラッピングしたり、いくつかのお菓子を詰め合わせたりして、特別感を演出すると喜びます。また食べものだけではなく、映画を観たりおでかけをしたりして親子の時間を過ごすのもいいでしょう。
達成感とともに身近な家族からお祝いされることも特別な楽しい体験になります。勉強に対するモチベーションを高める1つの方法として、取り入れるのがおすすめです。
短い時間でも毎日勉強する時間を必ず作る
短い時間でも毎日勉強する時間を必ず作るのも大切です。勉強する習慣がついていないと、いざ勉強を始めても継続できません。苦痛が大きくなってしまうことも。数分という短時間から始めてみましょう。毎日続けることで勉強を習慣化できます。
習慣化できると、勉強が楽しくなってきます。継続することで長期記憶として脳に定着しやすくなるため、実力がついてきたと実感できます。勉強が楽しくなる方法は、ノートを開く、漢字を1つ書くなど、わずかなことでもOKとすることです。