漫画は読書に含まれる?

「子どもが小説は読まないのに漫画ばかり読んでいる……」と悩んでいる人は多いでしょう。しかし漫画であっても、本を読むメリットの一部はしっかり受け取れます。

  • キャラクター心理を考えることによる想像力
  • 物語のシーンを組み立てる論理的思考力
  • 伏線に気づく洞察力
  • ストレス発散・気持ちの切り替え
  • 新しい知識や雑学
  • 子ども同士の流行に付いていける
  • 感動による情操教育・コミュニケーション能力 など

以上のように、子どもの能力を引き出すことにおいて「漫画=NG」だとは限らないのです。ただし国語や現代文などの成績を上げるためには、長文のテキストから意図をくむ練習も必要です。また活字のみの情報から情景を想像する力は、絵ありきの漫画では養えません。漫画を読むこと自体は否定せず、子どもが楽しんでいる事柄を尊重した上で、小説の楽しさも並行して教えられる環境を作っていきましょう。

子どもに読書の習慣をつける方法

ここでは、子どもに読書を習慣づける方法をご紹介します。特に読書への興味が薄い子どもにとって、本を与えることは勉強と同様につまらない印象になりがちです。読書に秘められた楽しさに子どもが気づけるように、子どもに寄り添いながらサポートしていきましょう。

年齢や成長に合った本を用意する

子どもに読書を習慣づけるためには、年齢や成長に合った本を用意することが大切です。特に小説における推奨年齢は重要で、知らない単語や読めない漢字が多すぎる本は概要をつかみづらく、飽きる原因になってしまいます。

選ぶべき本がわからない場合は「小学生 年齢別 本」や「小学生 学年 推奨本」などで検索すると、対象年齢に沿ったおすすめの本を見つけやすくなるため積極的に活用しましょう。

子どもの興味や関心から適材な書籍を勧める

子どもが能動的に本を読むためには、当人にとって関心が高いジャンルであることが求められます。大人にとっても、興味がない芸能人のエッセイを渡されても読む気は湧きませんよね。読書の習慣がついていない人であれば尚のことです。

読書を日常化するためには、まず子どもの関心がどこに向いているのか、リサーチから始めましょう。最初から小説が難しければ、図鑑のようにイラストが多いものからでもよいのです。本を読むという行為自体に子どもが慣れていくことが大切です。

親子で一緒に読書時間を過ごす

親子で一緒に読書時間を過ごすことで、子どもにとって読書が身近な行為になります。また子どもからすると、親にいくら「本を読みなさい」と言われても、肝心の親が読んでいなければ「どうして自分だけ……」という気持ちになってしまうものです。

子どもを教育するためには、まず自らがお手本になることも大切です。親子で同じ本を読んで感想を言い合うのもよいでしょう。食後や食前などお互いの時間が合うタイミングで、毎日10分程度の読書時間から始めてみてはいかがでしょうか。

読書に適した環境や道具を用意する

子どもの性格や特性によって、集中できる環境は違うものです。勉強でも読書でも「無音で静かな場所のほうが集中できる」という人もいれば、カフェのように「他者の気配がある場所のほうがいい」という人もいますよね。

もし子どもが家での読書が苦手そうな場合は、公園や図書館などに足を延ばして環境を変えてみましょう。子どもが好きな飲み物やおやつを出したり、アロマを使ったりするのもおすすめです。子どもが読書のために求めているのならば、音楽をかけたりテレビを流したりしてもよいでしょう。

無理に読ませず、読書の利点を理解することが大切!

 

子どもに読書を楽しんでもらうためには、子どもが「親に読まされている」と思わない環境づくりが大切です。そのためには、子ども自身が本を読むメリットを理解している必要があります。例えば本を読むことでワクワクした気持ちになれたり、自分の時間に没頭できる感覚になれたりすることが挙げられます。

親が読ませたい本を無理に与えると、子どもは読書に義務感を抱いて敬遠してしまいます。子ども自身の関心がどこに向いているのかを把握した上で、好みに寄り添った本を提案するのに留めましょう。親は子どもが自分の意思で本を選ぶことを目的にすることで、スムーズな読書習慣につながります。

想像力や論理的思考力をさらに養うなら『Wonder Code』

今回は子どもが本を読むメリットや、子どもの読書習慣のつけ方などをご紹介しました。特に小学生の子どもにとって、お手本とすべき身近な大人は親か教師に絞られがちです。親が一緒に読書を楽しむことで、子どもが本に触れるきっかけになる可能性があります。

本が与えてくれる未知の世界を、家族で一緒に楽しんでみましょう。子どもと本屋に遊びに行き、好きなものを選ばせるのもおすすめです。また本を読むメリットとして、想像力や論理的思考力の上昇があります。これらの能力をさらに引き上げるのにおすすめの習いごとが、小学校教育で注目されているプログラミングです。

「Wonder Code」では子どもの知的好奇心を刺激するメソッドを取り入れながら、楽しくプログラミングを学べます。ぜひこの機会に、無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。