家庭内で両親の教育方針に相違が生じると、子供が混乱する原因になるだけではなく、保護者への不信感につながります。子供が自分らしい人生を納得して生きるためには、早い段階で家庭における教育方針を決めておくべきだといえるでしょう。今回は、家庭での教育方針を決めるための方法をご紹介します。子供の長所や短所を見極めながら、本人の意思を尊重できる教育方針について考えていきましょう。

子供が楽しんでいること・興味あることを書き出す

子供に寄り添った教育方針を家庭で共有する際は、子供自身が楽しんでいることや興味があることを書き出してみましょう。どんなに子供の能力を引き出す教育方針でも、子供が苦しんでいる状態では学習効果も半減してしまいます。

楽しめる何かがあることは、それだけで子供の長所です。子供がなぜそれを楽しめているのか、どのような感情の経緯があって興味を持てているのかなどを推察し、紙に書き出して家庭で共有しましょう。

表面的な事象だけではなく、感情の動き方に注目することが大切です。可能であれば、子供自身に「〇〇していてどんなときに楽しい?」「〇〇が好きな理由は何?」などと質問してみるといいでしょう。

子供の個性・将来を守る教育方針の具体例

子供の個性や将来を守る教育方針を家庭で決める際には、子供や周りの幸福度を上げる教育方針であることを心がける必要があります。教育方針に倣うことで子供自身がメリットを感じられると、納得感を抱いた状態で生活できるでしょう。以下に、家庭における教育方針の具体例を挙げます。

  • 周りに優しく接する
  • マナーやモラルを大事にする
  • 周りへの感謝を忘れない
  • 自分の考えをしっかり持つ
  • 自分より弱い人を守る
  • 自分のために他人を貶めない
  • オリジナリティを大切にする
  • 価値観が違う相手の考えを否定しない
  • 誰かの役に立つ人間になる
  • 一度失敗してもくじけない心を持つ など

家庭で教育方針を決めるときに大切なのは、子供自身の心を尊重することです。子供の言動がモラルに反するものだった場合は、闇雲に叱るのではなく「なぜいけないのか」を保護者の言葉で説明できるようになりましょう。

子供が行動に至った原因に耳を傾け、褒めるときも叱るときも、教育方針と照らし合わせた上で正しい道へと導きます。明確な教育方針は子供が成長していくための指針になり、自分自身の考えを持つ上で土台となることでしょう。

夫婦で協力することが何よりも大切

今回は、子供の将来に向けた家庭での教育方針についてご紹介しました。教育方針を決定するための指針はいくつかありますが、まずは子供自身の長所や得意なことを伸ばせる方向で考えてみてはいかがでしょうか。

教育方針を明確にするためには、夫婦で協力することが何よりも大切です。家庭内での会話や方針が一貫していることで、子供が学ぶ際に迷いがなくなります。子供が自分で学習の目的を設定できる環境が整えば、学習効果はどんどん上がっていくでしょう。

そして子供が自分で決めた目標を達成するためには、プログラミング的思考を養う必要があります。プログラミング的思考とは、目標達成に向けて効率を重視し、最適な解決策を考えることを指します。

プログラミング的思考を身に付けるためにおすすめの習い事は、その名の通りプログラミングです。「Wonder Core」では、これからのIT化社会で求められるプログラミングスキルとグローバル化社会で求められる英会話スキル、そして目標達成のためのプログラミング的思考を同時に身に付けられます。無料体験教室もございますので、お気軽にお問い合わせください。