自分の子どもが小学校受験に向いているかいないか、親としては気になりますよね。
小学校受験の試験科目には、面接や行動観察が含まれます。例えば受験の際、小学校側は「教育方針に合うか」「主体性や協調性があるか」など基準をもとに合否を判断します。親が「自然体のまま」で受験させたいと思っても、小学校側の判断基準によっては不合格となる場合があるでしょう。
どのような子どもが小学校受験に向いているのかを事前に知っておけば、対策を講じることができます。本記事で確認していきましょう。
3.優秀な子どもたちとの人間関係が築ける
子どもに小学校受験させる親は、教育に対して関心が高い傾向にあります。親の姿勢は子どもに影響し、子ども自身も合格を目標に取り組むでしょう。
また、小学校受験させる予定のほかの親や子どもも、学びに対して高い関心をもっています。同じ教育環境や価値観をもつ親や子が多いほど、優秀な子どもたちとよりよい人間関係が築けるでしょう。
良好な関係性の中でお互いが刺激し合い、才能をより伸ばせる可能性も高まります。
子どもの意欲・個性を尊重しよう
小学校受験で重要なのは、親が子どもに「〇〇小学校を受験させる」ではなく、子どもが「〇〇小学校を受験したい」と思う姿勢です。親の気持ちを押しつけないように注意しましょう。
子どもの意欲・個性を尊重する姿勢が大切です。意欲・個性とは「自分の良さを知り、自分の考えをもつ」ことで、次のような主体性とつながります。
- 子どもが「〇〇ができる(得意だ)」と知っている
- 子どもが「〇〇小学校に入りたい」と思い努力している
- 子どもが「ぼく・私は~だと思う」と言える
主体性は子どもの意欲や個性の伸長に良い影響を与えます。そのため親は、子どもがさまざまなことに興味をもって学んだり活動したりする姿勢を大切にしましょう。
受験勉強に限らず口出ししてばかりでは、子どもの主体性は育ちにくくなります。
小学校受験に向いている子どもの特徴
小学校受験に向いている子どもの特徴は、小学校受験に限らず、その後の学校生活や社会に出てからも必要となってきます。
子どものもつ特徴は、本来の特性というよりも親のかかわり方や生活環境によるところが大きいかもしれません。
現時点で「小学校受験に向いていない」と思っていても、小学校受験に向けた準備や子どもの努力次第で、向き不向きが変わる場合もあります。改善の余地がある点を念頭においておきましょう。
1.意欲的に学ぶ姿勢がある
意欲的に学ぶ姿勢が定着している子どもは小学校受験に向いています。
何事にも前向きに取り組めれば、小学校入学後も新たな知識や技能を習得できるでしょう。また、意欲的に学ぶ姿勢が身についていれば、困難に直面しても自分で解決できます。
反対に親が必死なのに子どもにやる気がない場合は、小学校受験に向いていないかもしれません。親にしかられるから仕方なく勉強する姿勢では、習得する量や質も目標に到達できないでしょう。
自主的に学べる子どもは、小学校受験に向いているといえます。
2.競争心がある
小学校受験は他者との競争でもあります。ある程度の競争心がなければ、受験を勝ち抜くことは難しいでしょう。競争心のある子どもは、次のような言葉を発したり考えていたりします。
- 運動会のかけっこが2番で悔しい
- このクイズは絶対ひとりで解きたい
- 1番に教室に入りたかったのに、〇〇ちゃんが1番だった
負けず嫌いな子どもは、周囲よりも上でいたいと思うため、受験に勝ち抜いていくでしょう。
しかし競争心が強すぎると、小学校入学後の人間関係づくりに苦労するかもしれません。相手を思いやる気持ちも必要です。
3.向上心がある
向上心がある子どももまた、小学校受験に向いている特徴のひとつです。
テスト問題の正解率がいいとしても「点数が取れたから大丈夫だろう」と安心して勉強がおろそかになったり、油断したりしていると、その後の成長がみられないかもしれません。
「ちょっとしたミスをなくしたい」「もっと難しい問題に挑戦したい」など向上心のある子どもは、1つの結果に満足せず次の目標を設定できるため、小学校受験に向いている子どもの要素といえます。