小学校受験の対策として幼児教室に通うことを検討し始める親御さんは多いものの、いつから始めればいいのか気になる方も多いでしょう。
小学校受験の試験項目には「行動観察」「ペーパーテスト」「面接」などがあります。また、社会性や知性、感性など総合的に判断されるだけではなく、家庭環境や両親の対応力も加味されます。子供の力や環境づくりは、短期間で形成されるものではありません。小学校受験に向けて早めに情報収集をしたうえで準備を始めるのがいいでしょう。
そこで今回は、小学校受験の準備を始める時期と知っておくべき受験対策に関する情報について解説します。
入学させたい学校の目星をつけておく
入学させたい小学校の目星をつけておくのも、親子で成長できる受験対策の一つです。小学校の選択はとても大切です。教育方針の合う小学校の中から子供自身が行きたいと思う小学校も選択肢に入れましょう。そうすることで、親子で同じ目標とする小学校の受験対策を講じることができます。
入学させたい小学校の目星をつける際に大切なのは、学校案内を冷静に分析することです。教育方針や教育環境、カリキュラムなどを把握するだけではなく、子供にとって柱となる決め手を作ることが必要です。親がいいと思う学校でも子供が気乗りしない場合は、子供に理由を聞いてみましょう。子供の思いを尊重し、総合的に判断して「〇〇小学校にする」と決めた場合は自信をもって受験準備を進めます。
最新のタブレットなどを利用し、親子で楽しく勉強する
最新の教育環境が整っているかどうかで、小学校側が子供の将来をいかに見据えているのかが判断できます。同じように、親子で小学校受験の準備をする際も、積極的にタブレットを活用する姿勢が大切です。
親が苦手だからといって、タブレットを遠ざければ子供に不利となります。教えるという感覚でなく、一緒に学ぶ感覚でいいのです。子供から教わる場合もあります。「へえ、すごいね」と褒める機会が増えれば、子供はうれしいものです
積極的に学校に足を運ぶ
塾に行く、学ぶ、遊ぶのに加えて、小学校に足を運ぶ機会を設定し、親子が一緒にいる時間が増やしてみましょう。
不安を感じやすい子どもであれば、初めて入る学校の雰囲気に緊張してしまうかもしれません。そのとき「ダメでしょ」ではなく「大丈夫だよ」と温かい言葉でサポートしてあげることが大切です。小学校訪問や体験教室などの回数が増えれば、少しずつ慣れていきます。足を運ぶ際は、親子で「いいことみつけ」「はてなみつけ」などをして、帰宅後にその答えを共有するのも楽しい時間となるでしょう。
多くのスキルを身につけておくことが大切
小学校受験は、準備段階から親子のかかわりが増えます。また受験は、親や塾の先生が子供の個性を見抜いたり子供に自信をつけさせたりできる良い機会です。
ただし、子どもの個性や才能が〇〇だと決めつけるのはよくありません。決めつけるのは見えない可能性を削ぐ場合があります。小学校の受験準備では、多角的な視点で多くのスキルを身につけられるようにするのも大切です。
小学校受験はゴールではなくスタートラインです。どのような結果であれ、受験校の選定から受験まで親子が一緒に取り組める経験は何にも代えがたい宝となります。小学校受験を子供の力を伸ばすチャンスと捉え、入学後も子供の成長をサポートし続けましょう。