子供が小学生になると、どの習い事に通わせるべきか悩みますよね。習い事の種類は多岐に渡るため、子供の性質によって相性がよい習い事を選んであげたいものです。今回は、小学生の子供におすすめの習い事についてご紹介します。保護者が子供の特性を理解し、長所を伸ばしてあげられるような習い事を選択していきましょう。
小学生の子供の適正・可能性を知るチェック診断
小学生の子供がどのような習い事に向いているのかを、一番近くで判断できるのは保護者です。習い事を選ぶにあたり、改めて子供の得意・不得意を観察してみましょう。技能の適正は、性格とは切り離し、性質を重視して考えることがベターです。
ここでは、小学生の子供の適正や可能性を知るためのチェック診断をご紹介します。一つひとつの能力は表面的なものであり、心理的要因も大きく関わっているため「絶対にこの習い事が向いている」とは断言できません。習い事を始める前に、子供の才覚を判断するための一つの基準として活用してくださいね。
パズルや図形などが好き
パズルや図形などが好きな小学生の子供は、空間把握能力や記憶力、認識力が高い傾向にあります。物事を立体的に見る能力が高いため、造形に関わる習い事がおすすめです。ただし何事もバランスが大切です。
黙々と行う習い事だけではなく、友達とコミュニケーションが取れるような時間の使い方も提供してあげましょう。また図形が好きな子供は、設計に関わる習い事との相性がよい傾向にあります。プログラミングや美術で才能を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
外遊びが好き
外遊びが好きな小学生の子供は、コミュニケーション能力と運動に対する意欲が高い傾向にあります。基礎の運動能力が平凡である場合でも体を動かすのが好きであれば、モチベーションが高い状態で運動系の習い事から多くを学べるでしょう。何事も「好き」が一番の原動力です。
ボーイスカウトやガールスカウトのような体験学習を通し、楽しみながら社会性を身に付けられます。自然の中でアウトドア活動をしたりボランティア活動をしたりするなど、アクティブに学べる習い事がおすすめです。
お友達と遊ぶこと・集団遊びをすることが好き
友達と遊ぶことが好きな小学生の子供は、コミュニケーション能力に長けています。「一般的に子供はみんな仲良く遊ぶもの」というイメージを持っている人が多いかもしれませんが、違う価値観を持つ友達とお互いを認め合い、否定せずに一緒に楽しめるのは大きな長所です。
高いコミュニケーション能力をさらに伸ばすために、ディスカッションやグループワークのプログラムがある習い事をおすすめします。スポーツやチーム競技など、他者との関わり合いを学べる習い事を探してみましょう。
一つの遊びに集中できる
一つの遊びに集中できる小学生の子供は、特定の作業において大きな成果を発揮できるかもしれません。習字やプログラミング、算盤など、自分と向き合いながら黙々と進められる習い事が向いているでしょう。
勉強への集中力も高いため学習塾もおすすめですが、本人の意思を尊重することも大切です。自分のペースを大切にしている子供が多いため、グループワークよりも個別指導で検討してみましょう。家庭でフォローする際、本人の集中力が途切れない環境づくりも大切です。
物事を早くこなすのが得意
物事を要領よく早くこなすのが得意な小学生の子供は、学びに対する吸収力が高い傾向にあります。習い事を検討する際も、年齢や学年によって定量化されたプログラムに取り組むのではなく、能力によって幅広いクラスに所属できるシステムを選びましょう。
例えば英会話やスポーツなどの習い事は、能力によって年上のクラスやよりハイレベルなプログラムに参加できる場合があります。ただし、本人にとって作業を早く終わらせること自体が快感になっている場合もあるため、一つひとつのステップで正しく学びになっているか、保護者が観察する必要があるでしょう。