子どもの可能性を否定しない
「子どもの可能性を否定しない」ことは、子どもの個性を尊重して成長をサポートする教育です。人から期待や信頼を得られた子どもは、力を発揮しやすくなるため、まずは「子どもに必ず可能性がある」と信じることが大切です。
例えば子どもをよく観察し、興味の対象を見つけましょう。親の見方や考え方にとらわれず、子どものありのままを認めます。子どものよさや可能性が分かれば、親は子どもを応援できる大人に変われるでしょう。
子どもの可能性を肯定できれば、よりよい教育やサポートになります。
学業に限定せずさまざまな体験を与える
さまざまな体験の場を与えることは、親ができる「いい教育」といえます。体験が豊富な子どもほど、自己肯定感が高くなる傾向にあるためです。文部科学省のの調査報告には、次のように提示されています。
「小学生の頃に体験活動の機会に恵まれていると、高校生の頃の自尊感情が高くなる傾向が、家庭の経済状況などに左右されることなく見られる」
引用元:令和2年度青少年の体験活動に関する調査研究結果報告 ~21世紀出生児縦断調査を活用した体験活動の効果等分析結果について~
例えば日常的にはお手伝いをさせたり、友達を遊ばせたりします。休日は、自然や動物とのふれあい・スポーツ観戦・地域行事への参加などが挙げられるでしょう。体験の喜びを共有できるのは、人間性や社会性を養ううえでも重要な教育方法といえます。
小さな成功体験を何度も与える
子どもが自信をもって前に進むためには、小さな成功体験を何度も与える教育方法が理想的です。
まずは、努力次第で到達できる目標を設定しましょう。目標が高すぎると、やる前から「無理だ!」と諦めてしまいます。達成感を味わえるような働きかけが必要です。
例えば子どもが「全教科で満点をとる!」と決めた場合は、得意な算数から攻略して算数のなかでも苦手な「単位あたりの大きさ」を中心に基礎から学び直します。
つまりスモールステップをくり返して、「やってみたらできた!」「結構分かると楽しい!」など、ポジティブな思いが生まれるように環境を整えるのです。成功体験を何度も経験すれば、実力だけでなく自己肯定感も育つでしょう。
これからの教育で求められる「21世紀型スキル」とは
21世紀型スキルとは、国際団体「ATC21s」が提唱したもので、変化の激しい時代を生き抜くために必要なスキルのことです。既存価値に縛られず、新たな価値を生み出す力ともいえるでしょう。
従来のスキルは、先生が子どもに知識を授ける「知識偏重型」の教育スタイルによるものでした。一方で21世紀型スキルは、教育というよりむしろ「学習」に焦点が当てられたスキルです。つまり与えられる意味の教育ではなく、子どもが自ら学び他者と学び合う教育スタイルになっているのです。
国立教育政策研究所は、21世紀型スキルの3構造として下図のように紹介しています。
引用元:国立教育政策研究所『教育課程の編成に関する基礎的研究 報告書7「資質や能力の包括的育成に向けた教育課程の基準の原理」』(2014年)
国立教育政策研究所の解説によれば「思考力を中核とし、それをささえる基礎力と使い方を方向づける実践力の三層構造」とされています。3つの力を分離あるいは段階として捉えず、互いにつながりを保ち連動する教育をめざしているのです。
21世紀型の教育は、子ども自身が「学ぶ対象や内容・学び方」を選びながら学習を進めるためのものです。そして本記事で紹介した教育方法は、子どもの興味を学びにつなげる意味で21世紀型のスキル教育といえるでしょう。
子どもが楽しく学べる習い事は『Wonder Code』
子どもが楽しく学ぶためには、子どもが勉強の意味を理解して学びたい気持ちに沿って取り組める教育環境が必要です。
いい教育とは、子どもの興味を大切にし、可能性を信じて適切なサポートをする親の教育姿勢から生まれるものでしょう。子どもは興味と学びをつなげて面白さを発見できれば、どんどん学びを広げていきます。
またお手伝いや体験活動を通して、人との関わり方を学んだり共に喜び合える時間を過ごしたりすれば、社会性や自己肯定感が育まれるでしょう。いずれにしても、楽しさは学びの原点です。教育する側も学習する側も、互いに楽しければおのずと教育環境はよくなります。
『Wonder Code』は、子どもが楽しく学べる教育環境を整えています。お子さんの興味や可能性を広げる教育カリキュラムを組んでおり、21世紀型スキルの習得にも対応しています。ぜひこの機会に『Wonder Code』の学びを体験してみてください。