みなさんは「課題発見力」という言葉を聞いたことがありますか?課題発見力とは、現状を分析し、目的や問題を見つける力のこと。2006年に経済産業省が、社会人基礎力の中の一つの能力として「課題発見力」を提唱しています。「課題発見力」はすぐに身につくスキルではないため、子供のころから課題発見力を鍛えられるようにしていきたいですね。この記事では課題発見力の鍛え方や、子供のころから課題発見力を鍛えるメリット、鍛える方法について解説します。
自主性を伸ばす
子どもの自主性を伸ばすことも大切です。いつも学校では先生の指示に従い、放課後は親が決めた習い事をこなす忙しい日々の中だけでは、なかなか自主性は伸びません。例えば、習い事も子供の自主性が伸びるカリキュラムとなっているか、普段の暮らしの中で子供の自主性が伸びる機会はあるか一度考えてみると良いでしょう。
優秀で素直な子供ほど、与えられたタスクをこなすことに一生懸命になりがちです。長い目で見て子ども本人の自主性が育っているか、発達段階に応じたチャレンジができているかを確認するためにも、子どもとゆっくり対話してみるのもいいかもしれませんね。
論理的思考と想像力を鍛える学習をしよう
論理的思考と想像力を鍛えることも課題発見力につながります。論理的思考とは、ロジカルシンキングとも呼ばれ、原因と結果の因果関係を理解しながら考える思考方法です。論理的思考ができると、自分の中でも筋道が通っているため、他の人に対してもわかりやすく説明できます。
また想像力は、目に見えていないことや自分の体験していないこと、相手の心情なども推し量ることができる能力です。「課題」とは、これから起こる可能性のある潜在的な問題ですので、想像力を働かせることが大切になります。
課題発見力を身につけるならSTEAM教育を取り入れよう
STEAM教育とは、以下に示す5つの単語の頭文字を組み合わせた言葉で、教科を横断した総合的な学習のことです。ここでは「理系と文系」といった学問をわけるような概念はありません。STEAM教育を学ぶことで、課題発見能力や問題解決能力が育めるでしょう。
- Science:科学
- Technology:技術
- Engineering:工学
- Art:表現力 / 創造力 / リテラシー
- Mathematics:数学
文部科学省も、教科学習を実社会における問題発見や解決に生かしていくため、STEAM教育を推進しています。これからお子さんにどのような学びをしてほしいか考える際、STEAM教育の視点を持つことは大切です。
STEAMに“R”(Reading)を加えた新たな教育を学ぶなら『Wonder Code』
現在、STEAM教育にR(Reading)を加えたSTREAM教育が注目されています。Readingとは読解力のことであり、文章を読み解くことは思考を深めることです。社会人として仕事をする上で、より多くの情報を得るためには読解力が必要ですし、文書でのやりとりも多く発生します。読解力を持っていればAI(人工知能)に勝るとも劣らない人材として活躍できるでしょう。そして読解力もまた課題発見力につながる力となり得ます。
『Wonder Code』は、英語とプログラミングを学習するだけではなく、21世紀型のSTREAM教育を提供する教室です。Wonder CodeでSTREAM教育を受講でき、社会人基礎力である課題発見力も鍛えられます。一度お近くにあるWonder Codeの教室を検索してみてはいかがでしょうか。