計画実行力・目標実現力を身につける方法

ここでは、子どもに計画実行力や目標実現力を身につけさせる方法を4つご紹介します。実行力が控えめな性格は、決して悪いわけではありません。行動力の乏しさは、用心深さや想像力の裏返しでもあるためです。

あくまで子どもの個性や考え方を尊重した上で、より子どもが後悔のない毎日を歩めるようにサポートしていくことが大切です。目標実現力や計画実行力は「なくてはならないもの」ではなく、子どもが自分らしく幸せに生きるための手段の一つだと考えておきましょう。

まずは時間の管理や計画を立てるところから一緒に行う

子どもの実行力を養うためには、まず時間の管理や計画を立てる方法を覚えさせましょう。大人になるにつれて時間の管理は必須スキルとなりますが、子どものうちはまだ時間管理能力が乏しいものです。好きなことや興味があることを目の前にすると、時間を忘れてしまいがちになる子は多いでしょう。

その結果、勉強や宿題などのやらなくてはいけないことが後回しになり、スケジュールが崩れてしまいます。時間の管理は訓練で身についていくものであるため、慣れるまでは親と一緒に実現性の高い予定を組んでいくようにしましょう。

親子で一緒に優先順位の付け方を考える

親子で一緒に優先順位の付け方を考えることは、子どもの実行力を育てるために有効な方法です。子どもは大人と比べて、自分の欲望を制御する力が低い傾向にあります。子どもが好きなことをしっかり楽しむためにも、タスクを可視化させて整理整頓する必要があるのです。

優先順位を決めたらスケジュールを組み、タスク達成までに必要な時間を一緒に決めていきます。この際に大切なのが、理想的な所要時間とは別に、実際にかかる可能性が高い時間を設定しておくことです。子どもの能力や性格と照らし合わせながら、無理のないスケジュールを共有するといいでしょう。

目標を一緒に立てる

子どもの実行力を伸ばしていくためには、親子で一緒に目標を立てることをおすすめします。子どもにとって親は最も身近な存在であり、お手本になりうる大人です。親も一緒に目標を立てることでフェアな関係が築け、子どもからの信頼にもつながるでしょう。

日々の中で子どもと一緒にコツコツと努力していると、子どもに「お母さん(お父さん)も頑張っているのだから、自分も頑張ろう」とポジティブな気持ちが芽生えるものです。身近な味方と支え合うことで、子どものモチベーションが上がりやすい状態を作っていきましょう。

小さなことでも達成するたびに褒める

子どもの実行力を引き出すためには、たとえ小さなことであっても成功体験を褒めることが大切です。テストの点数が1点でも上がったときはもちろん、努力がなかなか報われないときなどでも、賞賛の言葉を与えるとよいでしょう。

社会では結果を出すことが最優先とされがちですが、そのためにはまず実際に行動し継続することが大切です。結果だけではなく過程を尊重することで子どもの自己肯定感は上がり、「自分のやり方はこれでいいんだ」と自信が持てます。行動や努力へのポジティブな評価は、実行力に反映されていくことでしょう。

これからの時代に必要なスキルを身につけよう!

実行力とは、さまざまな能力が複合的に合わさった力です。例えば、目標から逆算して過程を考える論理的思考力も、実行力につながる能力の一つ。

他には、実現可能な目標を設定できる想像力や、自分の能力を客観的に把握する視野の広さなども実行力向上のために求められます。どのスキルも社会で役立ち、キャリアアップや自分らしい人生を歩むために必要な力です。

実行力を高めることは、これから多様化する社会を生き抜く力を身につけることに直結します。子どもとのコミュニケーションの中で楽しく実行力を育みながら、子どもの人生をサポートしていきましょう。

21世紀型スキルを身につけるなら『Wonder Code』

今回は実行力がある子どもの特徴や、子どもの実行力を育む方法などをご紹介しました。実行力が高い子どもは主体性があり、自分の道を自分で切り開いていく人間的な強さがあります。学校だけではなく習い事や家庭での時間も活用して、子どもの実行力を育てていきましょう。

Wonder Codeでは、子どもが能動的に学習に向かいやすいメソッドを取り入れています。プログラミングやロボットを用いた学習を通して自分で目標を設定し行動していく力は、社会に出た際に役立つスキルとなるでしょう。ぜひこの機会に、無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。