子どもの情報リテラシーを高める5つの方法
ここでは、子どもの情報リテラシーを高める方法を5つご紹介します。
- さまざまな媒体でリサーチする方法を教える
- ネットで調べるときは隣で見守る
- 一緒に情報の取捨選択をする
- 類似する情報を比較する
- 情報を見て、どのように感じたのか親子で話し合う
情報リテラシーは日々の生活や教育の中で少しずつ磨かれていくものです。子どもが実際の経験の中から自らの意思で判断力を高めていくために、保護者はできる限りのサポートを行いましょう。
さまざまな媒体でリサーチする方法を教える
子どもの情報リテラシーを高めるためには、さまざまな媒体でリサーチする方法を教えることが大切です。例えば一つの情報をインターネットで調べた際に、サイトによってまったく異なる情報が出てくることも珍しくありません。
最初に出てきた情報源のみで満足せず、複数の情報源を活用して自分にとっての正解を判別する訓練を行いましょう。またインターネットだけではなく、書籍を用いたリサーチの習慣も大切です。できる限り子どもが自分の力で調べるために、基本的に保護者は見守りに徹しましょう。
ネットで調べるときは隣で見守る
子どもの情報リテラシーを高める過程で、スマホやパソコンを用いる際は保護者が付き添って見守る習慣をつけてください。なぜならまだITリテラシーに疎い年齢の子どもは、セキュリティや個人情報に対する意識が低い傾向にあるためです。
子どもは好奇心が旺盛であることが自然です。悪気はなくても詐欺サイトをクリックしてしまったり、ショッピングサイトで商品をカートに入れてしまったりすることもあるでしょう。
保護者から見たときに危険な行為を発見しても、決して強い言葉で叱らずにサポートをしてあげることが大切です。「ここを押すとお買い物をしちゃうよ」「何かわからないことが起こったら、まずはお父さん(お母さん)に相談してね」のように、優しい声掛けを通してデジタルデバイスに慣れ親しんでもらいましょう。
一緒に情報の取捨選択をする
子どもの情報リテラシーを高める過程では、保護者も一緒に情報の取捨選択をしていきます。例えば子どもと一緒に調べ事をした際に、キーワードを検索してトップに出てきたサイトを10個ほど開きます。
ここで子どもに「この中で本当に役に立つと思うサイトを5つ選んでみて」と声掛けしてください。子どもに選んでもらった後は、厳選したサイトの見出しをピックアップして不必要な内容をさらに選んでもらいましょう。
結果的には、10サイトを上から下まで細かくチェックするよりも、半分以下の時間で必要な情報に辿り着くはずです。もちろん、子どもに選んでもらった情報が適切とは限りません。保護者も同じ取捨選択をしながら、お互いの選び方の違いについてコミュニケーションを取ってみてください。
同じような訓練を繰り返していくと、子どもが感覚的に必要な情報を選びやすくなってきます。速度を高められたら次は信憑性といったように、多角的にリテラシーを高める練習を続けていきましょう。
類似する情報を比較する
類似する情報を比較することは、子どもの情報リテラシーの教育につながります。比較の際は子どもにとって興味がある物事を活用しましょう。例えばファッションに興味がある子どもの場合はジュニア向けファッション雑誌を用いて、似たコーディネートを見比べて要素を抽出します。
コーディネートに使われているアイテムの違いはもちろん、その違いがもたらす印象の違いや価格の違いなどを見比べ、明文化してみましょう。興味や関心を深堀りする中で、情報の違いを整理整頓していくことは自分らしさの獲得にもつながります。
情報を見て、どのように感じたのか親子で話し合う
情報リテラシーの教育では、他者の価値観を取り入れることで新しい気づきが生まれます。情報リテラシー教育における目標は「主体性を持って情報を受け取り、物事を批判的に分析すること」です。
その判断基準の引き出しを増やすためには、自分だけの価値観だけでは困難でしょう。子どもにとって最も身近な大人である両親とコミュニケーションを交わすことで、価値観が広がり情報を取捨選択する術が増えていきます。
情報リテラシーを向上して、子どもの能力を高めよう!
現代に生きる子どもたちは、物心がついた頃から当たり前にインターネットやスマホが存在しています。私たちが想像している以上に、子どもたちにとってオンラインの世界は身近なものだといえるでしょう。
子どもたちは日常の中でインターネット上の嘘や虚構、偏ったメディアの情報に触れています。そして人生経験を重ねる中で、嘘を嘘だと見抜く力も養われています。しかし「自分たちはインターネットに慣れている」「毎日のようにデジタルコンテンツに触れている」といった自意識こそが、情報リテラシーの低下を招くのです。
インターネットに身近な世代だからこそ、危険な情報に疑いや危機感を持たずに触れてしまう可能性もあるでしょう。親子のコミュニケーションの中で情報リテラシーを向上させる機会を設け、子どもの洞察力や注意力を底上げしていくことが大切です。
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今回は情報リテラシーの種類や特徴、子どもの情報リテラシーを育む方法などをご紹介しました。情報リテラシーを高めることは、子どもが間違った情報に惑わされない人生を歩むための手助けになります。
子どもの主体性を尊重しながら、正しい情報に辿り着くためのサポートを行いましょう。安全な段階であえて子どもに間違わせることも一つの教育法です。情報化社会の中で生き抜く力を身につけるためにも、生活や遊びの中でリテラシーを身につけていきましょう。
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