【この記事の目次】
子育ての悩みを解決するために。今すぐできる5つの対処法
ここでは、子育ての悩みを解決するための対処法を5つ紹介します。子育ての悩みは多く、一つが解決すれば新たな悩みが生まれたり悩みが連鎖的につながったりする場合もあります。
ただ、今回紹介する悩みの対処法を念頭において保護者の見方を変える努力をすれば、一人で抱え込まずに悩みを軽減できるでしょう。
子どもに完璧を求めることをやめる
悩みを抱えすぎるのは完璧主義の人に多いと考えられます。悩みから少しでも解放されるためには、子どもに完璧さを求めないようにしましょう。
完璧主義から脱却するには、以下の方法を試してみてください。
- 小さながんばりを認める
- 失敗を許容する
- 良い保護者になろうとしない
100%を求めるのではなく、子どもが昨日よりも成長できた部分を見つけましょう。また「失敗してもいい、失敗から学べる」といった姿勢は子どもを安心させます。
子育てに失敗はつきもの。一緒に笑ったり喧嘩したりしながら親子の絆は深まっていくものです。ときには子育てといった領域から離れ、保護者も子どもと思いきり遊ぶ時間をもつようにしましょう。
他の子どもや家庭と比べる習慣を手放す
子育てに悩み始めると、目の前の子ども以上に他の子どもの言動が目に入りやすくなります。他の子どもと比較してわが子ができていない点が気になり、余計に悩んでしまうのです。
人と比べて良いことはありません。逆に「他の家庭と自分の家庭とは違うもの」と認識し、わが子にフォーカスすると以下のようなメリットを得られます。
- 子どもの良さに気づく
- 子どもの個性を伸ばせる
- 保護者のストレスが減る
他の子どもと比べなければ、子どもの価値を認めたりほめたりする機会を増やせます。こうした保護者の姿勢は子どもの自己肯定感を高めるため、子育ての悩みを軽減して好循環をもたらすでしょう。
相談や愚痴を言える相手・コミュニティを探す
家族や友人に相談や愚痴を言える気持ちになれない場合は、以下のような人や機関に相談してみましょう。
- 学校の先生
- スクールカウンセラー
- 塾の先生
- 子ども家庭支援センター
- 児童相談センター
地域によっては、子育て支援のコミュニティやNPO法人が発信している情報を得られます。悩みが大きくなる前に、自分が連絡しやすい人や機関を探して早めに相談するようにしましょう。
イライラしてしまうシチュエーションを分析・対策する
悩みを相談して気持ちが楽になっても、具体的に何をどうすればよいか見えてこない場合があります。
このときは、イライラしてしまうシチュエーションを分析したり対策法を考えたりすると良いでしょう。たとえば、次のように分析してみます。
- 状況:イライラする状況はどんな感じか?
- 原因:イライラする要因は何だろう?
- 条件:どのような条件が重なるとイライラしてしまうのか?
分析の過程で意外な事実に気づかされるでしょう。悩みの原因が子どもにではなく、配偶者や環境への不満がたまっている場合も考えられます。
また、季節の変わり目や睡眠不足、栄養不良などの条件が重なっているかもしれません。
悩みの原因や悩みを引き起こす条件が明確になれば、家族関係を見直したりリラックス法を見つけたりするなど対処法を考えやすくなります。
問題行動を叱る前に理由を尋ね、共感する
子どもの問題行動を叱る前に、まずは子どもにその理由を尋ねましょう。子どもは保護者の姿勢から「私の話を聞いてくれそう」と思い、自分から話し始めます。
子どもが理由を話した場合は、その内容が何であれ否定をしてはいけません。子どもの気持ちを受容して共感する姿勢を大切にしましょう。
実は保護者の姿勢を変えるだけで子どもの問題行動が収まる場合があります。子どもはやはり自分を認めてほしいと思っているのです。身近な保護者に自分をしっかり受け止めてもらえれば安心し、行動を改めようと努力するでしょう。
心が壊れてしまう前に…カウンセリングを利用することも視野に入れよう
子育ての悩みを解決するために、紹介した対処法を駆使しても「やっぱりダメだ」と思ってしまう場合もあるでしょう。この場合は、専門家にしっかり話を聞いてもらうことが大切です。
先ほど紹介したスクールカウンセラーへの相談は、一般的に教頭先生を通して依頼できます。スクールカウンセラーは学校での子どもの様子を見て保護者と話をしてくれるため、客観的なアドバイスをもらえるでしょう。
このほかに、料金はかかりますが民間のカウンセラーや精神科医に相談する方法もあります。いずれにしても心が壊れてしまう前に、早めに相談してみてください。
悩みから解放されるためには、子どもの自立心を育むことが大切
実は悩みを解放する鍵は子どもの自立心を育むことにあります。子どもの自立心を育むには以下の3つのポイントが挙げられます。
- 自分で考える習慣をつける
- 自分で行動するようにさせる
- リスクや失敗を許容する
このほかに、保護者の悩みを子どもに開示して子どもの考えを聞く機会をつくるのも有効です。そこで新たなルールを親子で話し合って決めたとすれば、実際の行動に移せるよう必要な情報を提供するのも良いでしょう。
たとえ子どもが失敗したとしても許容して応援する姿勢を示せば子どもの自立心が育ち、同時に保護者は悩みから少しずつ解放されていきます。
ただ、子どもには個性があります。自立心を育むための方法はそれぞれであるため、子どもの個性に合わせた育て方をする姿勢は大切にしましょう。
子どもの主体性を養う習い事なら『Wonder Code』
子育ての悩みは誰もがもっています。子どもそれぞれに特性があるように悩みも人それぞれです。
今回の記事で紹介した対処法をもとに、まずはできるところから変えていきましょう。完璧さを求めず、子どもの個性を尊重しながら共感的に子育てをする必要があります。ときには自分の悩みを分析して、客観的に物事を捉えるようにしましょう。
悩みが大きくつらいときは、早めに人に相談してください。新たな視点を得られ一歩前に進める可能性があります。
いずれにしても、子育てにおいて大切なのは子どもの主体性を育てること。その取り組みを通して親の悩みは少しずつ減らせるでしょう。
『WonderCode』では、お子さんの主体性を育むための教育を提供しており、子どもが自信をもって楽しく学習できるカリキュラムを取り揃えています。ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。