イエナプラン教育の「ワールドオリエンテーション」とは
イエナプラン教育は独自の特徴を持つ学習方法ですが、中でも特有な学習として「ワールドオリエンテーション」が挙げられます。ワールドオリエンテーションは「総合学習」とも呼ばれ、全国共通のテーマをもとにしてグループごとにさらに違うテーマが与えられます。
子どもたちはテーマに沿い、観察・実験・インタビューなどの調査を通して、教科の壁を越えた知識や経験を身につけていくのです。学習計画や各種スケジュールは、子どもたち同士の対話の中で作られます。世界でトレンドになっているテーマや社会問題に触れることで、世の中をより身近に感じる機会が生まれるでしょう。
ワールドオリエンテーションでは、地球という星の一員として学ぶべき重要なテーマが度々掲げられることが特徴です。例えば環境・宇宙・エネルギー・機械・人生・社会などが代表的で、これらのテーマは前項共通テーマ「7つの経験領域」と呼ばれています。
イエナプラン教育の今後の課題
イエナプラン教育では、いくつかの課題が存在しています。例えばイエナプラン教育では特殊な教育環境で学ぶため、一般的な学校に入学したときに周りとうまく馴染めない可能性があります。特に日本のイエナプラン教育は小学校までしか存在していないため、中学生という多感な年齢で大きな戸惑いを感じてしまうことはリスクといえるでしょう。
またイエナプラン教育では、一人ひとりの能力や個性をしっかりと尊重します。多様性に対して肯定的であるからこそ、人より劣っている部分や短所までもが個性として認識してもらえる傾向にあります。その結果、相対的な評価を受けられず自信喪失につながってしまう可能性があるでしょう。
人と比べてばかりの毎日ではストレスがたまってしまいますが、自分の能力や価値、立ち位置を評価するためには客観的な情報が重要です。保護者にとっても、自分の子どもの立ち位置を相対的に理解したい場合は向いていないといえるでしょう。
主体性や学習意欲を養う習い事なら『Wonder Code』
今回は、子どもの主体性を養う教育方法であるイエナプラン教育についてご紹介しました。
イエナプラン教育ではさまざまな能力を引き出せますが、子どもを転校させることには多くのリスクが生じるものです。もし子どもにイエナプラン教育が合わない場合は、家族も本人も不幸な結果になってしまうでしょう。
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