5~6年生の自由研究は何を選べばいい?
小学生の子どもは、長期休みに入ると自由研究の課題に頭を悩ますでしょう。とはいえ、年数を重ねてくると子どもも保護者も慣れてくるものです。高学年になると受験や進学などが影響して、自由研究の内容もレベルアップしていきます。低学年の頃にはできなかったような、難しいお題にもチャレンジしてみたいですよね。
今回は、小学5、6年生の自由研究についてご紹介します。高学年では、受験勉強の有無によって自由研究にかけられる時間が変わります。教育方針や子どもの体力に合わせて、適切なレベルの自由研究に挑戦してみましょう。
5年生・6年生では、ハイレベルな自由研究にチャレンジ!
高学年の小学生では、授業の内容を踏襲したようなハイレベルな自由研究にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。自由研究はただ出せば終わりというわけではありません。子どもの集中力や創造力、想像力などを養う絶好の機会です。
特に高学年では、理科や社会などの勉強も進んでいるため大人でも知らないような知識を持っていることも。社会問題に踏み込んだ課題や科学の知識を用いた作品など、学習内容や学習効果を発揮できるような自由研究を心がけてみましょう。
【科学】小学生におすすめの自由研究5選
ここでは、高学年の小学生におすすめの科学に関する自由研究をご紹介します。科学による不思議な現象は子どもの心を強くひきつけます。まるで魔法のような科学変化を子どもの興味に結びつけ、ワクワクした気持ちで取り組める自由研究を探してみましょう。
オリジナルキャンドルづくり
夏休みになるとレジャー施設で、小学生向けにオリジナルキャンドルを作れるブースを見かけますよね。実は材料さえあれば、家でも簡単にキャンドルを作れます。100mlの油と廃油処理剤大さじ1を混ぜ、沸騰した水に混ぜるだけでキャンドルの種が完成です。
耐熱容器の中心部分にタコ糸を固定させ、混ぜて溶かした油をゆっくり注ぎます。固まったらオリジナルキャンドルのでき上がりです。クレヨンを少し削ってから一緒に溶かすと、好きな色のキャンドルを作ることもできますよ。ロマンチックな自由研究をしたい小学生におすすめです。
色が変わる冷やし中華づくり
食べ物に関連した自由研究は、いつでも小学生に大人気です。科学の知識を用いて、色が変わる不思議な冷やし中華づくりにチャレンジしてみましょう。まずは黄色い一般的な中華麺を用意して、ムラサキキャベツの煮汁で茹でていきます。
すると中華麺はアルカリ性の影響を受け、鮮やかな緑色に変化。さらにでき上がった緑色の麺にお酢をかけると、酸性でピンク色に変わります。黄色・緑・ピンクのカラフルな冷やし中華で、美味しく食事をしながら学習につなげられる楽しい自由研究です。
アイシャドウを使った実験
高学年の小学生といえば、少しずつお化粧に興味を持ち始める時期ですよね。小学生の女の子は、アイシャドウを使って少し大人っぽい自由研究を試してみてはいかがでしょうか。アイシャドウでできるのは、探偵気分になれる指紋検出の実験です。
手で触ったコップにアイシャドウのパウダーをふりかけ、ティッシュペーパーで軽く叩いて余分なパウダーを払います。すると指紋の形が現れるため、セロハンテープで写し取れば指紋採取の完成です。家族やペットの指紋も検出できるか、楽しく実験してみましょう。
好きなカラーのアイシャドウを選ぶところからワクワク感があります。少し背伸びをしたい小学生の女の子や、キラキラしたものが好きな子どもにおすすめの自由研究です。
ペットボトルロケット
小学生に人気の自由研究の一つが、ペットボトルロケットです。高学年の自由研究では、科学の知識を用いて空高く飛ぶロケットの作成を目指してみましょう。まずは園芸用支柱の先にポリ袋を巻き、ビニールテープを巻いて栓を作ります。
ペットボトルの中に砕いた発砲入浴剤を半分入れ、水を全体の3分の1ほど入れます。栓をしたら逆さにして、地面に穴を開けて支柱を差しましょう。支柱を1本足してクリップで固定し、しばらく待っていると水を拭き出してロケットが発射されます。
豪快なロケットの秘密は、入浴剤が溶けたときに発生する二酸化炭素です。ペットボトル内の空気の圧力が高くなり、水を拭き出す力が推進力となって空高く飛んでいきます。
声を視覚化させる実験
自分の声が目に見えるようになったらおもしろいと思いませんか?まずは洗面器より少し大きめのビニールを貼り、しわにならないようにテープで固定します。打楽器の表面のように、ピッタリと隙間なく固定させるのがポイントです。
完成したら表面に全体的に食塩を撒き、20cmほど離れた場所から「あー!」と叫び続けてみましょう。音が空気の振動で伝わり、洗面器の中で響き合って不思議な模様ができていきます。声が可視化される不思議な現象が楽しく、叫び方を変えると模様も変わるためシチュエーションを変えて試してみたくなる実験です。