行動力を高めるために必要な4つの要素
ここでは、行動力を高めるために必要な要素について解説します。行動力を高めるために必要な要素とは、主体性・自己肯定感・知的好奇心・集中力の4つを指します。
まずは、主体性から解説します。
主体性
主体性とは、子どもが自ら考え行動する力を意味します。主体性の育成を意識して子どもの行動力を高める場合は、次の取り組みを参考にしてみてください。
- 選択肢を与える(例:AとB、どっちを選ぶ?)
- 子どもが考える機会をつくる(例:〇〇するにはどうしたらいいと思う?)
- 決めたことの責任をうながす(例:自分で決めた〇〇だから続けよう)
これらの対応を通じて子どもは自分で考え行動することの重要性を学び、それが行動力の育成につながります。また、自分の行動に責任をもつ大切さを理解するでしょう。
自己肯定感
自己肯定感とは、自分自身を肯定的に評価して自信をもつ力を指します。子どもの自己肯定感を高めるためには、まずは子どもに対して共感的な態度で接し、自分自身が受け入れられていると感じさせる必要があります。
例えば、子どもが勇気を出して行動力を発揮したときは、結果はともあれその挑戦をしっかり認めましょう。失敗しても温かく励まし次の行動への指針を示せば、子どもの意欲は持続します。
子どもの自己肯定感とは、周囲の声かけやサポート次第で大きく変わるものです。保護者は子どもが安心して表現したり行動したりできる環境を整えましょう。
知的好奇心
知的好奇心とは新しい知識や経験を求める欲求や興味のことです。好奇心については行動力を高める7つの方法でも紹介しましたが、改めて以下のポイントを確認しましょう。
- 子どもの興味を尊重する
- 子どもの質問に対して真摯に向き合う
- 知識や情報へのアクセスを支援する
- 多様な経験をうながす
- クリエイティブな解決法を認める
子どもの興味や好きな分野を尊重し、子どもの質問についてはしっかり対応しましょう。解決の糸口を提示したり一緒に答えを探したりすれば子どもの好奇心は高まります。
また情報を得るための手段や環境を整えたり、新しいことに触れる機会をつくったりする取り組みも子どもの好奇心を刺激するでしょう。大人からのアプローチだけでなく、子どものアイデアを生かして課題解決に向かわせるのも有効です。
集中力
集中力とは、物事に集中して取り組む能力や状態を指します。子どもの集中力を育むために、まずは集中しやすい環境を整えることが大切です。また目標設定や長期的な手立ても活用しましょう。
目標設定や長期的な手立てとは、子どもの興味関心に基づいた目標を選択し達成するための計画を立てることです。子どもが成功体験を積み重ねるために、目標や計画は到達可能なレベルに設定しましょう。
高すぎる目標を設定すれば子どもはやる気をそがれ集中して取り組めません。子どもの主体性を重視しながら、目標や計画を立てる際は子どもの満足感や好奇心を意識する必要があります。
つまり集中力とは、主体性・自己肯定感・好奇心のすべての要素がそろったところで実現できる力なのです。
学習への主体性を高める習い事は『Wonder Code』
行動力を高めることで、子どもは自信をもって新たな挑戦に向かったり困難にぶつかっても適切に対処して次の行動に移せるようになります。
今回紹介した方法で共通しているのは、自己決定や自己表現の機会が得られる結果、子どもの中にある好奇心や興味などが芽生え、行動につながるといった視点でしょう。つまり行動力を発揮させるためには、子どもの主体性を重視する必要があります。
『Wonder Code』では、子どもの興味や関心に応じた学びを重視し、子どもの行動力を高めるために必要な主体性を育てる取り組みをしています。ご興味のある方はぜひお問い合わせまでご連絡ください。