子どもの心を傷つける保護者のNG行動
ここでは、子どもの心を傷つけてしまう保護者のNG行動をご紹介します。諦めない心を持たせることは大切ですが、最も尊重するべきことは、子ども自身の心のあり方です。理想を押し付けすぎないように、常に自分の言動を客観視できる冷静さを持ちましょう。
子どもの能力を過小評価する
子どもの諦めない心を育むためには、子どもの能力を過小評価しないように心がけてください。たとえば子どもが夢や目標を持ったときに、「どうせすぐに飽きちゃうでしょ」や「どうせ無理だから早めに諦めたほうが傷つかずに済むよ」などの言葉はNGです。
特に、子どもが苦手分野に対して目標を持ったときには注意する必要があります。子どもを大切に思うあまり、よかれと思って夢を諦めさせる言葉をいってしまうのはよくあることです。子どものやる気を尊重し、モチベーションを高める言葉選びをしていきましょう。
結果にかかわらず、努力や工夫を否定する
ゴールまでの道程では、努力や工夫が失敗に終わってしまうことがあります。しかし、子どもの諦めない心を育てるためには、結果と同様にプロセスを褒めることが大切です。結果のみを重視してしまうと道程に苦しさを感じやすくなり、諦めにつながってしまいます。
子ども自身が結果に悔しさを感じている場合は、ネガティブな感情に共感を示しつつ、プロセスへの称賛をおくりましょう。子どもの創意工夫を否定することは、人間性や発想力の否定にもつながるため注意が必要です。
一人の人間として尊重せず、子ども扱いする
子どもが小学生のうちは、つい小さな子どものように扱ってしまいがちです。しかし子どもにとって、自分を一人の人間として尊重してもらえないことは大きな屈辱感や虚しさにつながります。
たとえば、真剣に気持ちを伝えても「はいはい」「いつまでもワガママいわないの」「またその話?」といったような適当な返事をされてしまうと、自尊心が傷つけられ自己肯定感が下がります。子どもは「どうせ自分なんて期待されていない」「自分の努力なんて見てもらえないだろう」と思い込み、挑戦を諦めやすくなってしまうでしょう。
「諦めること=格好悪い」ではない
諦めない精神は達成感や充実感につながるものの、諦めること自体は決して悪いことではありません。特に目標達成までの過程で心身につらさを感じているときは、休息が必要です。休んでもつらさがまぎれない場合は、目標自体を手放す選択肢もありでしょう。
人生で最も大切な要素は、自分が幸せであるかどうかです。目標達成や諦めない心の獲得は、あくまで幸せな人生のための材料でしかありません。諦めないことに固執するあまりに、心身の健康や幸せを見失ってしまっては本末転倒です。
諦めない心の強さは社会で活躍する際に役立つため、習得に向かって努力することは大切です。しかし、保護者は常に子どもの状態に気を配りながら、「選択肢は一つではない」と伝える必要があります。子どもが自分を追い詰めてしまわないように、柔軟性のあるコミュニケーションを心がけてくださいね。
諦めない心が身につく習い事は『Wonder Code』
今回は、子どもの諦めない心を養う方法や注意点などをご紹介しました。子どもの頃は、テストの点数や成績のように、「自分を評価する対象」が多いものです。しかし大人になると、目標を自分で決めなくてはならないシーンが増えていきます。
目標を諦めない心は、充実感や達成感を得ながら生きるために欠かせないものです。子どもが大切にしている感情やこだわりを尊重しながら、やる気を引き出すコミュニケーションを心がけましょう。
Wonder Codeは、プログラミングを通して課題に取り組むことで、諦めない心を学べる習い事です。授業にはロボットを取り入れており、子ども自身が楽しめる環境で役立つスキルを学べます。「子どもには諦めない心を持ってもらいたい」と思っている人は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。